用語集

PTFE

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)とは、フッ素原子と炭素原子のみからなるフッ素樹脂(フッ化炭素樹脂)である。
テフロンの商品名で知られる。化学的に安定で耐熱性、耐薬品性に優れる。

PTFEは、特にフライパンなどの調理器具の表面のコート塗装などに多く使用されている。
耐熱性、耐薬品性に優れ、強い腐食性をもつフッ化水素酸にも溶けないため、理化学機器にも広く使用されている。
また、現在までに発見されている物質の中で最も摩擦係数の小さい物質であることも特長の一つである。
半導体製造用の各種薬液の製造、搬送、貯蔵等のプラントにも使われており、現代の最先端技術を陰で支える重要な物質である。

PTFEをはじめとするフッ素樹脂は化学的に非常に安定であるが、高温の溶融アルカリ金属やフッ素系ハロゲン間化合物には徐々に侵される場合がある。
また、PTFEは放射線の作用によって容易に重合度が低下し、脆性化することが知られている。

PTFE加熱によっても熱流動を起こさないため、通常の樹脂のように溶解成型を行うことができず、加工には高い技術が必要である。
成型は粉末の圧縮加温によって行われる。