用語集

エステル

エステルとは、カルボン酸等の有機酸または無機のオキソ酸と、アルコール(またはフェノール)と脱水縮合して生成される化合物である。
果物臭のするものが多いく、高級脂肪酸とグリセリンからなるエステルは、特に油脂と呼ばれる。
単にエステルと呼ぶときはカルボン酸とアルコールから成るカルボン酸エステルを指すことが多く、一般にカルボン酸エステルの特性基をエステル結合と呼ぶ。エステル結合による重合体はポリエステルと呼ばれる。

カルボン酸エステルのほかに以下のようなものが代表的である。
・チオエステル --– カルボン酸とチオールのエステル
・リン酸エステル --– リン酸とアルコールのエステル
・硫酸エステル –-- 硫酸とアルコールのエステル
・硝酸エステル --– 硝酸とアルコールのエステル
・炭酸エステル --– 炭酸とアルコールのエステル

オキソ酸とアルコールが存在すれば自発的に脱水縮合してエステルとなるが、脱水縮合時に水が生成されるため、加水分解を起こして元のオキソ酸とアルコールとなる。そのため、高い収率で得ることが難しい。
そこで、脱水剤を共存させたり、水を系外へ除去することで平衡をエステル側へ偏らせる手法がとられる。
ディーン・スターク装置は共沸を利用して脱水を行える器具で、エステル化にも用いられる。
反応を促進させるための触媒として硫酸などの強酸が用いられる。

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反応装置
エステル化や、固体触媒を用いた不均一反応など、種々の液相反応に適しています。

ディーンスターク・ソックスレー抽出装置・濃縮装置
エステル化などに用いられる、共沸を利用して脱水を行える装置です。