AGI 株式会社旭製作所 硝子製品事業部
株式会社 旭製作所硝子製品事業部

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ガラス製装置

GL HAKKO × 旭製作所 高性能撹拌翼 × ガラス製反応装置

理化学ガラスを専門とするAGIと、グラスライニングを専門とするGL HAKKOがタッグを組みました。

高い撹拌技術を誇るGL HAKKOの高性能撹拌翼を、ガラス製反応装置でご使用いただけます。

 

高性能撹拌翼

モールポー

 

新たなニーズに応える
三枚後退翼に代わる新型撹拌翼

高い撹拌効果で
既設撹拌槽の性能UPに最適

高い混合性能

混合性能は、低・中粘度で三枚後退翼に比べ1.5 ~ 2.0倍。
三枚後退翼の約50%の撹拌動力で、粒子の均一分散が可能です。また、約70 ~ 80%の撹拌動力で、液滴の均一分散も行えます。

  • 動力変化時の液面付近 粒子濃度

  • 蛍光試験によるモールポー翼と三枚後退翼の流脈パターン
    (Re=104、μ=0.04 Pa・s、H/D=1.0)

少量でも撹拌可能

撹拌翼容量の約3%の少液量でも、下部翼が内容液を底鏡に押し出すことで撹拌できます。

シンプルな形状で洗浄が簡単

基本形状は高性能撹拌翼「ベンドリーフ」の下翼であり、形状がシンプルなため、洗浄を容易に行うことができます。

ベンドリーフ

 

様々な撹拌翼の特性を生かす
画期的なフローパターンを確立した
高性能撹拌翼

液液・固液の撹拌にマルチに対応

完全混合時間を大幅に短縮

条件に左右されない均一なフローパターンにより、安定した上下還流を確立。従来翼に比べ、完全混合時間を大幅に短縮しています。
また、安定した上下還流により、複数使用することが標準であるバッフルを1本使用するだけでも、十分な撹拌を行うことができます。これにより、貴重なポートの使用数を抑えることができます。

Np-Reの曲線の比較

液深が変化しても十分な撹拌性能

上翼により吸い込まれた内容物が効率的に下翼に供給され、また下翼からの吐出流が効率よい循環流になるよう、上下翼を有効的に組み合わせて設計されています。

デッドゾーン・内容物滞留なし

総合的に上下の吐出力バランスに優れ、大きな循環流の発生を促進させるので、内容物にデッドゾーンが存在しません。
また、槽底を有効利用するので槽底部でも内容物滞留が発生しません。

HB翼

「単純(Simple)」な幾何学形状で
「迅速(Speedy)」な混合性能を有し
「安定(Stable)」した循環流を維持する
高性能撹拌翼

液液・固液・気液と全撹拌に対応

  • 材質:PTFE

    開発:名古屋工業大学工学部 加藤禎人 教授

幅広い液深・粘度でも素早く混合

翼に傾斜をつけることで、翼の下方では遠心力が大きくなり、上方では小さくなります。これにより槽内に圧力差が生じ、流脈が壁面に沿って下方から上方へと広がり、混合を促進します。この流脈は液深や粘度が変化しても安定して維持することができます。
バッフルを1本使用するだけで十分な撹拌を行うことができ、貴重なポートを占有することがありません。

優れた表面ガス吸収性能

液液撹拌や固液撹拌のみならず、気液撹拌でも大きな効果を得られます。
ガス吸収を目的とした製造分野での使用にもおすすめです。

種々の撹拌翼の無通気による表面ガス吸収性能

層流・乱流にかかわらず安定した流脈

レイノルズ数が変化しても流脈は安定しており、スムーズに槽底から液自由表面に向かう軸流がみられます。

レイノルズ数毎の流脈の変化(H=0.15 m、H/D=1.0)
レイノルズ数(Re数):慣性力と粘性力の比で定義される撹拌槽内の流れの状態を示す無次元数
Re = 慣性力 / 粘性力 = ρ・n・d2
( ρ:密度 [kg/m3]、n:回転数 [rps]、d:翼スパン[m]、μ:粘度 [Pa・s] )

 

 

撹拌翼選定表

三枚後退翼MOLEPAW翼BENDLEAF翼HB翼
バッフル1本(ビーバー)1本(ビーバー)1本(ビーバー)1本(ビーバー)
対応粘度低粘度~中粘度低粘度中高粘度高粘度
特徴汎用性がある汎用性がある混合速度が速い混合速度が速い
結晶が沈降しやすい
(釜底とのクリアランス大)
少液量撹拌可能
(釜底とのクリアランス小)
低Re:H/D > 1 で
混合良好
低Re:H/D > 1 で
混合良好
H/D < 1 で混合良好
スケールアップ時の
限界容量
20,000 Lまで20,000 Lまで10,000 Lまで10,000 Lまで
対応粘度領域20000 mPa・s××
10000 mPa・s××
1000 mPa・s
500 mPa・s
主な用途液液
固液
(沈降抑止)

(結晶破砕抑止)

(結晶破砕抑止)
気液△~○
気液固
(触媒反応)

伝熱性
材質ホウケイ酸ガラス、PTFE、テフロンコーティング、グラスライニング、SUS、チタン、ハステロイなど

スケールアップをトータルコーディネート

実機での成功要因の検証 & 改善点・問題点の抽出

理化学ガラスを専門とする旭製作所と、グラスライニングを専門とするGL HAKKOのタッグにより、ラボスケールの検証機から生産スケールの実機まで、反応釜や撹拌翼を同様の条件でスケールアップ・スケールダウンすることができます。

これにより、容量や伝熱比、撹拌条件などの忠実な再現が可能となり、実機とほぼ同様の環境で実運転検証をすることが可能です。

  • GL HAKKO HB翼・ベンドリーフ(グラスライニング)
    ※反応釜のサイズにより撹拌翼の形状が異なります。

AGIのガラス製反応釜は、縦横比や底面の形状など、GL HAKKOで製作される一般的なグラスライニング反応釜の相似形です。容器も撹拌翼も特注対応可能です。

スケールアップ・スケールダウン ソリューション

動画紹介

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旭製作所は、どんな実験・生産にも対応できる理化学機器を研究者の皆様にご提供します

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