スルザー社ラボパッキン
充填式蒸留装置(規則充填物)
スルザー ラボパッキンに対応!
高性能規則充填物「スルザー ラボパッキン」の充填式蒸留装置が登場!
ガラス製充填塔のため蒸留運転の様子を確認しながら、高理論段数・高負荷での蒸留運転ができます。
また、蒸留塔部分は棚段式・充填搭式(不規則充填物)と交換することができ、幅広い蒸留操作も可能となりました。
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AG!の蒸留塔
オールガラス製の充填塔
視認性に優れたホウケイ酸ガラス製の充填塔です。運転中の蒸留状態を目視確認できます。
ガラスカラム製作から充填まで一括対応
AG!ではガラスカラム製作から充填まで、全て対応します。充填物の手配や充填の手間、ガラスカラム製作時の寸法違いなどのトラブルを未然に防ぎます。
蒸留塔部分が交換可能
AG!の蒸留装置は、蒸留塔部分をオールダーショウ式や不規則充填塔式と交換することができます。そのため、実験条件や目的に応じた幅広い蒸留操作が可能となります。
スルザー社製 ラボラトリーパッキン
Sulzer Laboratory packing(略称ラボパッキン)は、スルザー社が開発した小規模プラント及び研究機器用の高性能規則充填物です。
規則充填物は圧力損失が不規則充填物よりも小さく、気液接触効率も良いため、HETP(理論段)が小さくなります。
そのため、塔高・塔径を小さくすることが可能です。
高理論段数
製品の高純度化や充填塔の高さを低く抑えることができます。
高処理量
処理量の増加や小塔径での設計が可能です。
充填密度が常に均一
充填する人や充填方法に左右されず、全ての塔で安定的なデータを得ることができます。
1mm単位で制作可能
蒸留塔の違いによる比較
規則充填物 | オールダーショウ (棚段塔) | 不規則充填物 (ホウケイ酸ガラス製) |
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処理量 | 大 | 中 | 小 |
圧力損失 | 小 | 大 | 充填の仕方により変化しやすい |
耐腐食性 | 弱 | 強 | 強 (ガラス、磁性充填物以外なら弱) |
塩(固形) | 目詰まりが起こる可能性がある | 析出しても穴を塞ぐ確率は低く、 運転不能になりにくい | 析出すると、偏流等の蒸留の性能低下が 起こりやすい |
塔内温度測定 | 不可 | 可 | 不可 |
洗浄 | ガラスに傷が入るため、 オーバーホールは基本的に不可 | シリコーンを含まない有機物の場合に、 釜入れして固着物を焼き飛ばすことも可能 | オーバーホールが基本的に可能 |
高さ | 分離効率が高く、 塔高を低く抑えることができる | 表面張力が大きい物質(水など)の場合、 目皿の開口比を大きくして一段の高さを 高くする必要がある | 分離効率が低く、 塔高が高くなる可能性がある |
高さ比較 | 低 | 低 + α | 高 |
※上記の表はガラスカラムを使用した場合の一般例です。条件によって内容が変わることがあります。ご参考までにご利用ください。
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選ばれる理由
- 設計担当が化工計算を行い、付帯設備を含めた装置一式をご提案します。
- 最大450Aまで製作、大型充填式蒸留装置を導入いただけます。
- 処理量に見合った還流器を選定し、大小様々なスケールにご対応します。
製品納入業界
化学、製薬、健康食品、廃液処理業者(リサイクル)、学校、工業用オイルメーカー、受託(化学)