石英ガラス
角型バーナー
広範囲に均一な高出力火炎
広範囲に均一な焼上げと軟化が可能な加工用酸水素バーナーです。
長く幅のある接炎範囲でムラが出にくく焼き上げることができるため、大口径石英管の加工に特に適しています。
特徴
無焦点で高出力火炎
酸水素ガスの噴出口が高出力ボックスタイプに設計されているため、長方形の幅広い火炎で線状に高熱で焼き上げることが可能です。
マルチタイプのような一点集中ではないため、焼き上げ部付近の温度が下がりにくく、ムラが出にくい特徴を備えています。
オール石英ガラス製
金属製バーナーは劣化してくると、加工する際に火口付近の金属が剥がれ、加工品に付着してしまうのが悩みでした。
本製品は全て石英ガラス製のため、そのような金属付着の心配がありません。
安全な先混合式を採用
ガスの吹き出しに「先混合式」を採用することで、危険な逆火の発生を抑え、安全・安心な使用環境を提供します。
※先混合式:
酸素ガスと水素ガスを別々のノズルから供給し、バーナー先端の火口で混合して燃焼させる方式。あらかじめ混合させてから燃焼させる予混合式とは異なり、バーナー円筒外で燃焼します。そのため、燃焼量を下げて燃焼速度より混合ガス流速が遅くなった時に、火炎がバーナー内に燃え戻りバーナーが破裂する可能性のある「逆火」による破損リスクが少なくなります。
仕様
L (mm) | L1 (mm) | L2 (mm) | L3 (mm) | 火口寸法 (mm) | 価格 |
121 | 67 | 35 | 61 | 19 × 106 | お問合せください |
材質:石英ガラス
使用燃料:酸水素ガス
※製品は本体のみです。ご使用にあたっては、架台やガス供給用のホース及びバルブ等が別途必要です。
※ガス使用量例:H2 = 1000 L、O2 = 400 L(大口径リサイズ旋盤加工時)
特注対応いたします。お気軽にご相談ください。
用途例
- 石英炉芯管加工・大口径リサイズ旋盤加工
- 石英ロッド・光ファイバー棒材の焼仕上げ、延伸、火炎切断
- 丸封じ加工
- フランジ溶着、接合
- 石英板焼き
- 金属製角型バーナーの置き換え
動画紹介
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動作テスト
各種バーナー
半導体や光ファイバー製造工程において使用される石英ガラス製バーナーです。
特殊形状、高精度化などの様々なご要望にお応えします。また、「合成石英」や「天然石英」などの使用素材の指定にも対応可能です。
お客様のご希望に合わせたバーナーの設計・製作もいたします。ご相談ください。
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マルチバーナー
加工・溶接用途や光ファイバーの製造に用いられる「VAD / OVD法」にて使用。
AG!独自の酸水素ガス混合効率により、高出力・省エネルギーを実現。
• 最大外径:Φ110 mm -
多重管バーナー
石英管を多重に配置したバーナー。
三次元測定装置にて検査を行うことで、高い製品精度と再現性を保持。
• 最大管数 : 18
• 各管径公差 : ±0.05 ~ ±0.20 mm
• 同軸度 : ±0.10 ~ ±0.20 mm -
小口径バーナー
加工用途や光ファイバーの製造方法「MCVD法」にて使用。
マルチバーナー同様、ノズルに改良を加えた高出力・省エネルギーの小型バーナー。
正確で安定した焦点距離を実現。 -
ハンドバーナー
溶接・加工用バーナー。
• 火口先端径 : Φ0.5 ~ Φ5 mm程度 -
中型マルチバーナー
溶接・加工用バーナー。
• 酸素ノズル径 : Φ1 ~ Φ3 mm程度
• 酸素ノズル数 : 1本 ~ 9本程度
• 本体径 : ノズル本数、焦点距離によりご相談。