Syrris
アトラス シリンジポンプ
2つのシリンジが広範な分注を可能に
本体に2つのシリンジを備えた、幅広い分注に対応するポンプです。シリンジごとに別条件を設定したり、連動させて連続送液を行うことが可能です。
また、ポンプ単独での運転だけでなく、アトラス(自動合成装置)と接続することでさらに複雑な制御操作も行えます。
特徴
2つのシリンジが多様な送液を可能に!
本体に備えられた2つのシリンジ(6ポートバルブとのセット等)を用いて様々な環境設定を行えます。
それぞれのポートが吸引と注入を行えるため、”1つから複数へ”あるいは”複数から1つへ”といった送液(図1)や、1つのリアクタに対して連続送液(図2)が可能です。
フロープロファイルに基づいて分注する「試薬添加モード」
容量や流量、時間の設定に応じて作成されたフロープロファイルに基づいて、自動で試薬を添加します。
流量設定は、0.5 μL/min ~ 10 mL/minと広範囲です。
シリンジポンプは容量に合わせて交換可能です。
容量:50 μL、100 μL、250 μL、500 μL、1 mL、2.5 mL、5 mL
pHや温度のパラメータも考慮した「インテリジェントコントロールモード」
ポンプ本体にpHセンサと温度センサを別途接続することができます。それにより、pHや温度の値に基づいたポンプの送液制御が可能になります。
アトラスベースと接続し、複雑な制御が可能
ポンプ単独での運転だけでなく、アトラスベースやアトラスPCソフトウェアに接続することにより、さらに複雑な制御も可能になります。
アトラスベース接続時には、単独使用時の制御に加え、「リアクタの温度とスターラのスピードが設定条件を満たした後に試薬を添加する」といった連動制御も行えます。
高い機能性と操作性
- pHコントロールや反応上限温度を超えた場合に、送液を一時停止する設定が可能です。
- データロギングを完備しています。
- オートサンプラーモジュールを追加することで、最大6つのサンプルを2 mLのバイアルに自動回収できます。
- 優れた耐薬品性を持ちます。(接続部:PTFE、PCTFE、ガラス)
- ツイスト&クリックと大きなディスプレイによって、直感的にコントロールできます。
- リアクタと同じ場所に設置できるコンパクトサイズです。
アトラス試薬添加システム
アトラス試薬添加システムは、アトラスポタシウムをベースとし、アトラスシリンジポンプを装備しています。
なお、アトラスポタシウムは、オーバーヘッドスターラと温度コントロール機能を標準装備したジャケットリアクタシステムです。