業種 | 原薬製造 |
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製品・サービス | 実験環境・装置レンタルサービス |
使用製品 | 反応ろ過装置 20 L |
使用目的 | 装置導入前の検証実験(反応・晶析・分離工程) |
利用時期 | 2024年2月 |
製薬メーカー様
お客様の声
Q.当初、何に悩んでいましたか?
元々、5 Lの分液ロートを用い反応・ろ過の工程を手作業で行っていたのですが、現在のスケールから10倍スケールアップすることになり、5 Lから50 Lへのスケールアップは、濃縮作業や撹拌効率などの運転条件が違い過ぎるので困っていました
Q.何が【きっかけ】でAG!の『実験機器レンタルサービス』を知ることになりましたか?
そもそも、旭製作所の製品を知ったきっかけは、数年前の「CPHI Japan(国際医薬品開発展)」に展示されていた「反応ろ過装置」を、当社の社長が見たことでした。スケールアップに適した装置があり、かつ反応とろ過工程を1台で対応できるということで、検討を開始しました。
現在の5 Lラボスケールから10倍のスケールアップするために、50 Lの反応ろ過装置の購入を検討しており、その導入前の検証として今回「実験室丸ごとレンタルサービス」を利用しました。
現在の5 Lラボスケールから10倍のスケールアップするために、50 Lの反応ろ過装置の購入を検討しており、その導入前の検証として今回「実験室丸ごとレンタルサービス」を利用しました。
Q.『レンタルサービス』を知ってから利用するまでに何か【躊躇】することはありましたか?
躊躇はなかったです。
Q.『レンタルサービス』利用の【決め手】は何でしたか?
スケールアップした場合、現在行っている作業工程(5 L分液ロートを人力で撹拌・分離)と異なるフローで生産をすることになるため、装置が思う通りに動いてくれるのか確認する必要がありました。例えば、容量が5倍になるからといって作業時間まで5倍になっては困ったことになります。現実的な作業効率を模索し確認するためにも、装置購入前に実際に近い容量の装置で試せるのは助かりました。
Q.【実際に使ってみて】どうでしたか?
今回20 Lの装置を利用したのですが、少量で実験していた時と同じように晶析物に溶媒を投入すると、晶析物が固まり撹拌羽根と接着して羽根が動かなくなってしまったんです。これは少量のスケールでは顕在化せず認識していなかった課題で、スケールアップした装置で試してみないとわからなかったことでした。実験のノウハウは実際にやってみないとわからないので、現実のリスクや装置運転の安全なハンドリングを確認するためにも、今回このレンタルサービスで検証することができて良かったです。
また、今後導入も検討している「反応ろ過装置」は、反応からろ過までを1台で対応できるようになるため、工程を短縮できる点でメリットを感じました。
他の工程での薬剤の精製も試したいのですが、薬理活性がありレンタル利用では課題があるため、次回の利用についてはこれからご相談して決めていきたいと思います。
また、今後導入も検討している「反応ろ過装置」は、反応からろ過までを1台で対応できるようになるため、工程を短縮できる点でメリットを感じました。
他の工程での薬剤の精製も試したいのですが、薬理活性がありレンタル利用では課題があるため、次回の利用についてはこれからご相談して決めていきたいと思います。
実験環境丸ごとレンタルサービスでは、可能な限りご要望に沿って装置構成をカスタマイズし、オペレーターが操作をお手伝いします。装置購入前の事前検証や運転条件出し、スポットでの装置利用にご活用ください。