GL HAKKO × 旭製作所
SEF(帯電抑制グラスライニング)× ガラス製反応装置
静電気トラブルを解消する「グラスライニング」
近年、グラスライニング製品の静電気発生に起因するトラブルが起きています。
帯電抑制機能を持つSEFの撹拌翼やバッフルを使用することで、反応運転時の静電気によるトラブルを解消し、より安全な環境で実験・生産を進めることができます。
▶ 静電気の発生が想定される実験や生産に
▶ 実機導入前のスケールアップ検証に
▶ 実機トラブル発生時のスケールダウン検証に
SEF(エスイーエフ)とは
反応運転時に発生した静電気を原因とする機器への損傷や、内容物への引火・爆発といったトラブルを防止するためにGL HAKKO社が開発した、帯電抑制機能を持つ導電性のグラスライニングです。
※特許第4473642号
特徴
電気抵抗値を大幅に削減
一般的なグラスライニングの電気抵抗値(およそ1×1012~16)に対し、SEFは108以下と、10000分の1以下への低減に成功。グラスライニングでありながら帯電防止材料として使用できます。
グラスの帯電は ≒ 0
SEFはグラス表面の静電気をほぼ瞬間的に鋼板側へ漏えいするため、グラス層中の電位が低減されます。
一般的なグラスライニングとSEFの表面帯電減衰曲線の比較
グラスグラスライニングの特徴についてはこちら
※外部サイト(GL HAKKOホームページ)に移動します。
ガラス製反応装置
実機とほぼ同じ条件で実運転検証が可能
視認性に優れたホウケイ酸ガラスで、実機と相似形の装置を製作します。
AGIの反応容器の縦横比や底面の形状は、生産用のグラスライニング反応釜の相似形です。これにより容量や伝熱比、撹拌条件などの忠実な再現ができ、実機とほぼ同様の条件で内部観察も含めた実運転検証が可能となります。
※SEF製品は容器容量20 L以上でのご使用を推奨します。
※SEF製品を安全にご使用になるために、必ずアースを接続してください。
動画紹介
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材質の違う撹拌翼による帯電現象の比較