高分子力学の研究者様必見SP値、HSP値溶解度パラメータセミナー

2021年11月18日(木)10:30~16:30会場:関西大学 梅田キャンバス

2021年11月18日(木)10:30~16:30

お申し込みはこちら
メールでのお問い合わせはこちら

本セミナーで学べる内容

溶解平衡の基礎知識

溶解度の測定法および測定装置

Hildebrand溶解度パラメータの種々物性からの計算方法

多成分系混合溶媒の溶解度パラメータの計算方法

溶解度パラメータ(SP値)の用途の実例

等々、研究開発に携わる皆様にとって、非常に専門的、実践的な内容となっています。

セミナー講師の紹介

関西大学 副学長

研究推進部長、社会連携部長
環境都市工学部 教授

工学博士 山本 秀樹 先生

山本先生は、溶解度パラメータ(SP値)の草分け的存在であり、環境工学分野において国際的に活躍されています。これまで東京・大阪において多くの講演を行ってこられました。

こんな企業様が参加しています

グラフ

各種製造業者を中心にご参加いただいています。

合成、潤滑油、スペシャリティ化学(受託)、
ゴム、水処理(薬品、装置)、精油、フィルム、
総合化学メーカー

物質の溶解度パラメータを求めることで、「溶かす、塗る、混ぜやすくする」といった物質のハンドリングにおいて、トライアンドエラーの作業を省き、データベースを用いた評価が可能になります。 「SP値の基本的な知識を得たい!」「SP値を効果的に活用したい!」という方は、この機会に是非ご参加ください。

受講者様の声

溶解度パラメーターが活用できるのはこんな時!

樹脂を溶解させる溶媒を知りたい
課題 新しく合成した樹脂を溶媒に溶解させて使用したい
問題点 どのような溶媒に溶けるかわからない
解決法 樹脂の溶解度パラメータを手に入れるか実験によって求めることで、樹脂の溶解度パラメータに近い溶媒を選択し、良い溶媒を知ることができる
溶媒抽出に最適な溶媒を選択したい
課題 食品中に含まれている有価な物質を溶媒抽出で回収したい
問題点 抽出溶媒としてよい溶媒がわからない
解決法 回収したい物質の溶解度パラメータを手に入れるか実験によって求めることで、目的物質の溶解度パラメータに近い溶媒を選択し、良い抽出溶媒を知ることができる
油や溶媒に対する樹脂の耐性が知りたい
課題 バイオエタノールを混合させたガソリンを使用する場合、自動車部品として使用する樹脂がバイオエタノールガソリンに耐えられるか知りたい
問題点 判断基準がない
解決法 バイオエタノールガソリンの溶解度パラメータを手に入れるか実験によって求めることで、その値と近い溶解度パラメータを持つ樹脂は侵されやすく、大きく異なる溶解度パラメータを持つ樹脂は侵されにくいと判断することができる
紛体を有機溶媒に分散させたい
課題 新しく作成した紛体を有機溶媒に分散させて使用したい
問題点 紛体の分散性が電気伝導性などのスペックに影響するため、できるだけよい分散をする溶媒が知りたい
解決法 紛体の溶解度パラメータを手に入れるか実験によって求めることで、紛体の溶解度パラメータに近い溶媒を選択し、分散媒として良い溶媒を知ることができる

プログラム詳細

  • Hansen 溶解度パラメータ(SP 値,HSP 値)の基礎と実測・計算・3D,4D 評価方法
    ― 3次元型・4次元型 HSP の定義および応用 ―
  • 溶解度パラメータ(SP 値・HSP 値)の基礎
  • はじめに
  • (1)溶解平衡の基礎知識
  • (2)溶解度パラメータ(SP 値)の基礎と応用
  • (3)Hildebrand 溶解度パラメータの種々物性からの計算方法
  • (4)溶解度パラメータ(SP 値)の分子グループ寄与法による計算
  • (5)溶解度パラメータのプログラムによる計算例
  • (6)多成分系混合溶媒の溶解度パラメータの計算方法
  • (7)Hansen 溶解度パラメータ(SP 値)を用いた溶解性の評価法
  • (8)Hansen 球の考え方および HSP 値の 3D グラフの意味
  • (9)Hansen 溶解球法による物質の HSP 値の測定
  • (10)4次元型 HSP の定義と利用方法
  • (11)「溶解度パラメータ(HSP 値)を用いた微粒子・ナノ粒子の凝集・分散性評価
  • (12)Hansen 溶解度パラメータの将来展望について
  • おわりに
  • (質疑応答)

主催者より

J.H.Hildebrand が正則溶液理論の研究において定義した溶解度パラメータ(Solubility Parameter:δ[J/cm3]1/2)は、物質(気体・液体・固体)の凝集エネルギー密度の平方根で示される物質固有の物性値であり、SP 値として一般に知られています。現在でも、SP 値は、物質-物質間の溶解度、ぬれ性、接着性、溶媒中微粒子の分散性の評価に多用されています。C.M.Hansen は、Hildebrand が提案したSP 値の凝集エネルギーの項を、それぞれの物質の分子間に働く相互作用エネルギーの種類によって分割し、SP値を、分散力項(δd)双極子間力項(δp)、水素結合力項(δh)として表し、Hansen 溶解度パラメータ(以下:HSP 値)として提案しました。 さらに、Hansenは、3次元型のHSP 値の水素結合力項(δh)をドナーとアクセプターに分割した4次元型の HSP 値を提案しました。ここでは、3次元型 HSP 値(3D-HSP)に加えて4次元型の HSP 値(4D-HSP)の意味・計算方法、評価方法、Ra の考え方を、実施例として、ナノ粒子表面の4次元型 HSP 値評価、イオン液体の4次元型 HSP 値評価について解説します。

現在、HSP 値は高分子-溶媒間、高分子-高分子間などの相溶性評価、ナノ粒子の溶媒中での凝集・分散性評価、各種樹脂の溶媒に対する耐性評価、界面活性剤、イオン液体、液体物性値(表面張力、屈折率、誘電率、熱伝導度、比熱、沸点、融点など)との相関など、幅広く用いられています。また、HSP 値は、化学製品の製造工程において、溶質に対する最適溶媒の選択や混合溶媒の最適な組み合わせの選定、さらに、最適混合比などにも有効であることが報告されています。

近年、Hansen の研究グループは、分子構造が未知である高分子やフラーレン、カーボンブラック、TiO2 などの微粒子・ナノ粒子表面のHSP 値を実験的に求める新しい手法として、Hansen solubility sphere 法(以下Hansen 溶解球法)を提案しており、その汎用性の高さから現在多くの研究者から注目されています。 さらに今回は、4次元型の HSP の考え方、研究室で独自開発した、浸透速度法による微粒子表面の HSP 測定、改良型 IGC 法(逆相クロマトグラフ法)による HSP 測定法のノウハウ最前線を説明します。

セミナー概要

演題 Hansen 溶解度パラメータ(SP 値,HSP 値)の基礎と実測・計算・3D,4D 評価方法
―3次元型・4次元型 HSP の定義および応用―
講演者 関西大学 副学長
研究推進部長、社会連携部長
環境都市工学部 教授
工学博士 山本 秀樹 先生
日時 2021年11月18日(木)10:30~16:30
講演形式

Zoomを使ったオンライン形式で実施致します。
ネット環境の整った場所でご参加ください。
お申込み後に参加URL、テキストをお送り致します。

参加費 1名様 45,000円(税抜)
2名様以上同時申し込みの場合、1名様につき33,000円(税抜)
学生・教職員の方は、1名様 21,500円(税抜)
※全て資料代込み
定員 最大36名
※最小参加人数に達しない場合、やむを得ず開催を中止させていただく事がございます。
ご了承ください。
参加申込方法 下記より申込みをお願い致します。
後日メールにて振り込み方法等のご案内を差し上げます。
申込締切日 11月7日(日)
主催 株式会社旭製作所
2017年11月28日(火)10:30~16:30会場:関西大学 梅田キャンバス 701号室

2021年11月18日(木)10:30~16:30

お申し込みはこちら
メールでのお問い合わせはこちら

お申込みフォーム

会社名または学校名
部署または学部
役職
参加人数
お名前
フリガナ
メールアドレス
電話番号
郵便番号
※郵便番号を入力すると、住所が検索されます。また、住所を入力すると、郵便番号が検索されます。
クリックしていただくと住所が自動入力されますので、番地等を追加入力ください。
ご住所
  • 都道府県
  • 市区町村
  • 丁目番地
備考
内容確認

上記送信内容・個人情報の取扱い をご確認の上、チェックを入れてください。