経験の無い方であれば、少し不安を覚えるガラス装置の保守・メンテナンスをお任せください。生産・研究設備、GMP対象装置にも対応します。
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最適な保守・メンテナンスのご提案
長年にわたり蓄積したノウハウや定期点検結果から、お客様に最適なメンテナンス計画をご提案します。
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突発的な負担を減らして安全・安心
経験の無い方であれば、少し不安を覚えるガラス装置の保守・メンテナンスを、お客様に代わってご対応します。
ガラス装置は計画的に点検・保守することで、安全に安心して使用することができます。 -
保守管理コントロールでトラブルを未然に防ぎ経済性向上
突発的な装置トラブルは、機会損出や操業停止など多大な経済的損失が発生します。
『まさか…』が起こる前に、計画的に点検・保守することで経済的な損失を最小限にすることができるばかりか、
装置の耐用年数の延長も望めます。 -
専門家による定期的な点検
点検から大掛かりなオーバーホールまでお客様のニーズに応じて専門教育を受けたスタッフがテクニカルサポートします。
定期的に不具合の起きやすい場所を重点的に、専用の検査機器や工具を用いて点検・整備を行います。
定期点検 対象製品
「日常点検(ユーザー点検)」と「定期点検」の違い
「日常点検(ユーザー点検)」とは、ユーザー様がご自身で装置の運転時に、正常に動作しているか、普段と違うところがないかなど、簡単に確認できる日常点検項目について点検していただきます。
「定期点検」とは、専門家により定期的に各装置の点検項目に従い、専用の検査測定機器や工具を用いて詳細な点検項目にわたり不具合がないか点検を行います。
定期点検 メニュー概要(こんな要素を確認します)
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装置内の気密性
経年劣化や接続部の緩み等による気密性の低下が発生していないかを試験により確認します。 -
撹拌シール
気密に影響する撹拌シール部の消耗品を交換し、摩耗による気密の低下を改善します。 -
各パーツの外観確認
温度、圧力の変化や振動等の影響でガラスを連結しているフランジのボルトに緩みがないか、各パーツのシール部が劣化して漏洩が発生していないか確認します。 -
コイル式熱交換器
熱交換器が所定の能力が発揮できるように、コイルの表面及び本体内部に汚れやコンタミがないか目視にて確認します。
工場での分解・洗浄サービスとなりますが、コイル式熱交換器は、コイル内を洗浄することによって頑固なスケールや内部の異物を取り除くことが可能です。安全弁
ごくわずかな加圧でもガラスは破損に至ります。
予測不能な加圧に起因する破損事故を防止するため、ガラス製安全弁が所定の値(0.05MPa)以上になると作動することを確認します。ガラス部の傷
ガラスの破損原因の多くは微細なキズの発生によるものです。そのキズが破損の起点となります。
キズは一度つくと小さくなることは無く、急激な温度変化や圧力など複合的な応力が加わることで破損につながるケースが多く見られます。
安全にご使用できるように外観確認で危険を回避します。昇降動作
反応容器はハンドルを回すことで上下方向に昇降動作させることができます。
昇降動作時に異音等の発生がなくスムーズに動作することを確認します。ガラス製バルブ
バルブの弁座の汚れ等により、PTFE ベローズに傷や変形などダメージを与え、シール性能に影響をきたす場合があります。
この場合、PTFE ベローズ部を交換することによりシール機能は復元できます。フラッシュバルブ
フラッシュバルブの弁部に、シールに影響をきたすキズや汚れ、または変形が生じると漏れが発生する場合があります。
この場合、弁部を交換することにより機能を復元できます。グリースレスバルブ
芯棒のシール部に汚れやキズ、変形が生じるとシール機能が失なわれます。
シール性に影響する消耗品は定期的な交換を推奨します。
ニードルバルブ
原料の滴下量を適正にするために、ガラスとの接触面のチェックが必要です。
流量調整に影響する消耗品は定期的な交換を推奨します。昇降機能付き反応容器用ガスケット
ガラス面の接合部はガスケットを使用しており、この働きにより気密を保ちます。
ガスケットの劣化は外部要因によることが多く、高温劣化や溶剤劣化などがあげられます。
キズや変形、硬化などを含め運転に適合しているかを確認します。Oリングの劣化
運転環境によっては硬化、変質、クラック、潰れなどでシール性能を失うことがあり
ます。
運転に支障がある場合は交換します。PTFE ガスケット
ガラス面の接合部はPTFE 製の標準パッキン(DICHタイプ)を使用しています。
パッキンにOリング形状の凸面を取り付け、力で潰すことにより気密を保ちます。
性能を保てなくなると交換します。ろ過部
焼結フィルターが目詰まりするとろ過速度の低下を招きます。
目詰まりの視認性は優れてますので洗浄もしくは交換が必要かの確認をします。
その他の消耗品についても運転の支障となるキズ、へこみ、変形等がないことを確認します。蒸発管本体
常用回転数での運転において支障をきたす動きやブレ、異音等の発生がないかを確認します。
また、均一な薄膜状態が形成できることを確認します。ガラス内面
ガラス内面(ワイパー当たり面)にキズ、割れ、腐食、汚れ等がないかを目視と触手で点検し、安全に使用できるかを確認します。ワイパー
PTFE 製ワイパーの溝に摩耗による消耗や目詰り(コンタミ)、着色、変形していないか、さらに、金属製のワイパーホルダーの外傷、変形、腐食を確認します。
汚れが酷い場合は調整します。マグネットドライブの内部腐食
マグネットドライブ内にベーパーが侵入して悪影響を及ぼす可能性があります。
内蔵されているベアリングの性能に影響が出るような腐食による劣化が見受けられる場合は、マグネットドライブ本体の交換が必要です。
※ベアリングのみの交換はできません。今すぐ始められる安全・安心のための第一歩
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定期点検
設備の安全性の確保、性能維持を効率的・計画的にお手伝いするサービスです。
消耗を見越したうえで点検整備を行い、点検結果からメンテナンス内容をご提案します。
※ 消耗品の交換は別料金となります。 -
定期
メンテナンス状態基準保全:定期点検の診断結果に従い定期メンテナンスのご提案と計画内容を実施します。設備を継続的かつ安定稼働させるために、定期点検の結果に従い、部品交換、修理などの保全計画を立て定期的にメンテナンスを施します。
時間基準保全:一定期間ご使用されていることを考慮した定期メンテナンスのご提案と計画内容を実施します。更新時期を目安に計画実施することで設備を維持管理して最適に整えます。
消耗、劣化する部品が許容値に達する前に交換してメンテナンスを施します。※ 点検にて見つかった故障箇所の修理費用(技術料、出張料、部品代)は別途いただきます。
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オーバーホール
長期間ご使用いただいた設備を部品の段階まで分解洗浄・検査、さらに不具合箇所を更新し、再度組立を行うことで可能な限り納品時に近い状態まで再生します。
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事後対応
メンテナンスパフォーマンスが低下した設備に対し、原因究明と対処を行います。
対処可能なものは即座に、部品の交換、変更のご提案をします。
状態にあった最適な対応方法で適切な処置を施します。
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予防保全の考え方とメリット
予防保全は設備を継続的かつ安定稼動させるために点検、部品交換、修理などの保全計画を立てて定期的にメンテナンスを施していくもので、ご使用の設備を最良の状態で稼働させ続けます。
設備・機器・構成部品には寿命があり、それは材質・使用条件・設置環境に依存します。
推奨する使用環境、定期的な保守点検により費用効果と不具合の予測を的確に検討できます。
また、オーバーホール、適切なタイミングでの機器更新・部品交換により性能と使用可能時間を最大化します。
予防保全における最大のメリットは故障率を大幅に低減し、安全に使用できる状態を維持できることです。 -
特に下記項目の定常的な保守をお勧めします。
・シール部:加熱・冷却の繰り返しによる経年劣化、分解解体による変形、薬品による腐食等(PTFEパッキン、Oリング、バルブヘッド等)
・回転機構:摺動や振動による摩耗、薬品による腐食等(撹拌シール、バルブ上部機構、撹拌羽根等)
・熱 媒:加熱・冷却の繰り返しによる経年劣化等(熱媒オイル等)
・構造物 / 締結部品:設置環境の雰囲気による腐食等(架台、ボルト / ナット等)
・付帯設備:設置環境の雰囲気による腐食、部材の寿命等(温調機器、ポンプ類、モータ類、制御盤等) -
予備品について
ガラスは耐熱・耐薬品性に優れた材質であり、適切な取扱いにより半永久的にご使用いただけますが、強い機械的負荷・衝撃や極端に急激な温度変化(熱衝撃)を局所的・全体的に与えると容易に破損します。
ガラス製品を構成部品として含むプロセス機器の安定稼働には、時間基準又は状態基準を設定し、機器の更新や部品交換を適時行うことで機械的・化学的な経年劣化による事故を予防すると共に、突発的な不測の事故に備え、交換部品を常時在庫することを推奨します。
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