全自動ロータリーエバポレーター | 蒸留・蒸発 | 理化学用ガラス機器の制作・販売【旭製作所】

原料の投入（仕込み）から回転フラスコに残った残渣（濃縮液）の取り出しまで、ロータリーエバポレーターの一連の操作を自動化しました。さらには、設定した条件どおりにバッチ運転を繰り返すことで、作業者を煩雑な作業から解放します。
バス部には自動注水機能が搭載され、水位を気にせずに⻑時間の連続運転が可能です。

特徴

安定した長時間の真空保持を実現／高沸点物質の精製・濃縮が可能

独⾃のメカニカルシールにより、ロータリーエバポレーター装置内の⻑時間の真空保持を実現し、真空運転による低加熱・低沸点化を可能とします。高い気密性によって装置内の圧を一定に保ち、安定した装置運転が行えます。

Wi-Fi接続のタブレット・PCから運転条件を一括制御 & モニタリング

ロータリーエバポレーターのみならず、真空ポンプや冷却水循環装置などの付帯機器を、タブレットやPCから簡単に操作できます。装置の様子は、カメラの映像や運転データを通じ、リアルタイムに確認可能です。また、運転時の各種計測データは自動的に記録され、ログとして出力できるため、安定した品質管理に貢献します。

どこからでも装置の状況を一目で確認
フラスコ内の原料や精製液の様子をカメラで目視確認できる

参考仕様

型式	Solpure-L-AT
精製方式	減圧蒸留
精製能力（参考例）	3.5 L/hr（推定最低処理量） ※精製した溶媒：NMP、運転条件：バス温度 80℃　真空度 5 〜 10 hPa

ロータリーエバポレーター	回転フラスコ		20 L 球形
	受器		10 L 球形
	コンデンサー		0.6 ㎡
	バス		ウォーターバス
	ヒーター容量		2 kW × 2 回路　AC 200 V
	温度表示		デジタル
	温度調節精度		±1℃（室温～ 80℃）
	昇降機構		電動昇降式
	真空	運転圧力	大気圧～ 133 Pa
		シール	メカニカルシール方式
	駆動部	回転調節範囲	0 ～ 120 rpm
	運転制御		制御盤から一括制御
自立型制御盤	主な機能		内圧防爆式制御盤、タッチパネル式エバポレーターコントローラー、流量センサー、陽圧監視、注入量積算流量計制御、初留カット機能、⾃動吸引、⾃動排出機構、圧力⾃動制御、漏液センサー、遠隔監視（10.9 インチタブレット）、Wi-Fi アクセスポイント、カメラ付ドライブレコーダー機能、データ保存機能

冷却水循環装置（空冷式）	冷却能力		1200 W（1032 kcal/h） ※液温20℃の時
	温度設定範囲		-20 〜 30℃（ヒータなし）・±2℃
ドライ真空ポンプ	排気速度		110 L/min
	到達真空度		ガスバラスト閉 5 Pa　ガスバラスト開10 Pa