空冷式冷却器
コンデンシン™ MAXI
より大きな容量に!
コンデンシンにマキシサイズが登場
「水を使わず配管不要なエコ冷却器」で大ヒット中の
コンデンシン™。
コンデンシン™ MAXIは、容器容量 1Lから 20Lまで対応し、より大きなサイズの反応・反応蒸留装置にご使用いただけます。
「CondenSyn™」はAsynt社の登録商標です。
特徴
冷却性能を突き詰めた設計
コンデンシン™ MAXIは、より多くの熱量を素早く確実に冷却するために、表面積を大きくする工夫がなされています。一見ユニークな凹凸形状が効率的な冷却を可能にしています。
容器に「立てるだけ」で、高い回収能力を発揮
コンデンシン™ MAXIを使用した実験の結果、検体の時間当たりの損失は微量※で、これは従来の水冷式コンデンサーに代われる性能を発揮していることを意味します。
※詳しくは後述の「性能テスト結果」をご参照ください。
「クリーンで安全な作業環境」を実現
コンデンシン™ MAXIは、冷媒を使わない画期的な冷却器です。
煩雑な配管作業が不要で、水漏れによる周辺装置の破損や故障、実験設備や器具の汚染、それらに伴う清掃などの作業に時間を取られることはありません。
「節水」でコスト削減
空冷式の本製品では装置運転中にかかる水道料金は「0 円」です。さらに、冷却水循環装置などの設備や冷媒の費用も不要になります。コンデンシン™ MAXIは、節水・節電により環境負荷を低減し、コストを削減できます。
5時間 / 日 | 24時間 / 日 | |
水使用量 | 600 L | 2,880 L |
水道料金 / 日 | ¥404 | ¥1,714 |
水道料金 / 月 ※ | ¥8,082 | ¥34,284 |
水道料金 / 年 ※ | ¥96,984 | ¥411,408 |
※使用条件:20 日 / 月
上記の参考金額は、東京都水道局が公表している料金表をもとに算出しています。実際の水道料金については、ご使用になる地域の料金体系をご確認ください。
水冷式冷却器とコンデンシン™ MAXIのコスト比較については、後述の「水冷式冷却器とのコスト比較」をご参照ください。
選べる2タイプ
コンデンシン™ MAXIは、外管と中管の二重構造です。
中管は、凝縮液を容器内に戻す「還流」用と抜き出し口のついた「留出」用の2つのタイプがあります。
外管は共通部品のため、中管を入れ替えてご使用いただけます。
※外管と中管は単品でもご購入可能です。
性能テスト結果
溶媒 | エタノール | 水 | エタノール / 水 ※1 (80:20) | アセトン |
沸点(℃) | 78 | 100 | - | 56 |
抽出温度(℃) ※2 | 80 | 100 | 80 | 65 |
時間(hr.) | 2 | 2 | 4 | 1 |
溶媒容量(L) | 12 | 12 | 12(総量) | 5 |
損失 / 時間 | -1.2% | -3.0% | -1.8% | -1.2% |
参照:Asynt「 Asynt-CondenSyn-MAXI-testing-data-V1.6.pdf 」
[試験概要]
植物性試料(~ 6 kg)を二重管式反応容器に投入し、上表の溶媒(~ 12 L)で成分の抽出を実施しました。
抽出素材による溶媒の吸収損失をおよそ1.2%と想定しています。
※1 「エタノール」「エタノール/水」の溶媒では、6 kg の乾燥したオレンジ果皮を使用して抽出実験を実施しました。
※2 抽出温度:反応容器内の溶媒の液温
水冷式冷却器とのコスト比較
コンデンシン™ MAXIは冷却に冷媒を使わないため、冷却水循環装置が必要ありません。電気料金等のランニングコストも格段に抑えることができます。
※稼働条件:1日9時間、月あたり20日間稼働
・電気料金:目安単価 31円/kWh(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会より)
仕様・価格
還流セット
コードNo. | 製品名 | 仕様 | 価格 | 推奨 容器容量 |
3405- 440R-86ST | 還流セット 440 mm | L:440 mm、J1・J2:45/40、 J3:34/35 | ¥105,000 | 1 L~20 L |
3405- 440/450-8L | 外管 | J1・J2:45/40 | ¥45,000 | |
3405- 440R-8L6L | 中管 | J3:34/35 | ¥70,000 |
3405- 540R-86ST | 還流セット 540 mm | L:540 mm、J1・J2:45/40、 J3:34/35 | ¥110,000 | 1 L~20 L |
3405- 540/550-8L | 外管 | J1・J2:45/40 | ¥50,000 | |
3405- 540R-8L6L | 中管 | J3:34/35 | ¥73,000 |
留出セット
コードNo. | 製品名 | 仕様 | 価格 | 推奨 容器容量 |
3405- 450D-86ST | 留出セット 450 mm | L:450 mm、J1・J2:45/40、 J3:34/35、ホース口:Φ10 | ¥115,000 | 1 L~20 L |
3405- 440/450-8L | 外管 | J1・J2:45/40 | ¥45,000 | |
3405- 450D-8L6L | 中管 (ウォーター コネクター付) | J3:34/35、ホース口:Φ10、 ねじ口規格:GL-18 | ¥80,000 |
3405- 550D-86ST | 留出セット 550 mm | L:550 mm、J1・J2:45/40、 J3:34/35、ホース口:Φ10 | ¥120,000 | 1 L~20 L |
3405- 540/550-8L | 外管 | J1・J2:45/40 | ¥50,000 | |
3405- 550D-8L6L | 中管 (ウォーター コネクター付) | J3:34/35、ホース口:Φ10、 ねじ口規格:GL-18 | ¥83,000 |
2056-18HC | ウォーターコネクター Φ10 | [材質] キャップ部:PBT、 ホース口:PP、Oリング:VMQ | ¥2,200 |
ジョイントサイズの変更等、特注製作のご依頼も承ります。お気軽にお問合せください。
動画紹介
よくあるご質問
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Q1. コンデンシン™ MAXIはどのような時に使用しますか。
A. 反応実験や濃縮実験での冷却器としての使用をおすすめします。
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Q2. 蒸留装置に使用されている水冷式冷却器との置き換えは可能ですか。
A. 沸騰させる容量や沸点と加熱源の温度差に左右されます。
ベーパーが多い実験の際には、デモ器で冷却能力がご希望に叶うかお試しください。 -
Q3.コンデンシンの上下の摺合せにつき、他のサイズはありますか。 また、拡大or縮小アダプターを使うことは可能ですか。
A. 標準規格は34/35です。それ以外のサイズをご希望の場合は、特注でジョイントの付け替えをご依頼いただくか、拡大・縮小アダプターでご対応ください。
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Q4. 還流用と留出用の違いは何ですか
A. それぞれの中管の根本の形状が異なります。
留出用の中管は、凝縮液を採取できるよう抜き出し口がついています。(ホース口の口径はΦ10 mmです) -
Q5. 修理は可能ですか?
A. 破損の程度によっては修理可能です。修理可否の判断目安は下記をご参照ください。
外管
【修理可】両端のジョイントの破損
【修理不可】本体の凹凸部分の破損中管
【修理可】下部ジョイントの破損、丸封じ部分の破損、抜き出し口先端の破損
【修理不可】中管根本の二重構造部分に及ぶ破損ご検討の際は、ぜひお問合せフォームよりご相談ください。