反応装置 プラントタイプ – 手動昇降式 –
手動昇降式ハンドルで
重たい容器の上げ下げも片手で操作
反応操作に必要なパーツを組み合わせたプラントサイズ(容器容量 10 L、20 L、30 L)の反応装置です。
種々の液相反応実験に適しています(重合、エステル化、固体触媒を用いた不均一反応など)。
さらに、AGI独自開発の媒体バッフル付反応容器を用いることにより、熱交換率を向上させることができます。
特徴
操作・洗浄が容易な昇降機構
ハンドルで軽々と容器を昇降することができます。
容器を手前に動かすことも可能で、洗浄にかかる手間を省きます。
容器最大昇降幅 | |
10 L二重管式(媒体バッフル無) | 460 mm |
20 L二重管式(媒体バッフル無) | 440 mm |
30 L二重管式(媒体バッフル無) | 300 mm |
10 L二重管式(媒体バッフル付) | 520 mm |
20 L二重管式(媒体バッフル付) | 440 mm |
30 L二重管式(媒体バッフル付) | 400 mm |
10 L三重管式(媒体バッフル付) | 480 mm |
20 L三重管式(媒体バッフル付) | 380 mm |
30 L三重管式(媒体バッフル付) | 340 mm |
多様な容器形状で様々な実験に対応
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媒体バッフル付 三重管
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媒体バッフル付 二重管
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二重管
早く正確な温度コントロール
AGIのガラス製媒体バッフルは媒体のショートパスを防ぎます。
ジャケット内の熱のばらつきを防ぎ、均一かつ効率的な温度制御を実現します。
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均等な熱分布
【AGI媒体バッフル付反応容器】 -
局所加熱発生
【一般的な反応容器】
スケールアップに適した実機と相似形容器
AGIの反応容器はスケールアップを前提として設計されています。
そのため、反応槽の縦横比や底面の形状など、グラスライニング反応釜の相似形となっており、実機とほぼ同様の状況で内部観察・データ収集を行うことが可能です。
AGIの三重管反応容器 | 他製品 | |
反応槽の内径:高さ | 1:1 ~ 1:1.5 | 1:1 ~ 1:2.5 |
底面形状 | 一般的なグラスライニング反応釜の相似形(10%鏡板) | 半球形鏡板・その他 |
多彩なポート構成
全て40Aの多目的ポートです。使いやすいように圧力計や温度センサーの位置を自由に変更することができます。
最小限のデッドスペース
フラッシュ弁により容器底部デッドスペースを最小化し、サンプルを無駄にしない液溜りの最少化を実現。
選択可能な撹拌羽根
PTFE製の撹拌羽根※を標準の3種類から選択いただけます。
ご要望に合わせて、形状や材質を変更して、特注の撹拌羽根を製作することも可能です。
※SUS + PTFEコーティング
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アンカータイプ
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ピッチドパドルタイプ
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三枚後退翼タイプ
オプション
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ベントバルブ・ドレンバルブ
面倒な熱媒・冷媒の排出作業を素早く簡単に行うことができます。
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熱媒ホース
限られたスペースでの配管も容易に行える柔軟性に優れた断熱ホースです。
(使用温度:-90 ~ +250℃)
より快適な実験を行っていただけるよう、様々なオプションもご用意しています。
詳しくはカタログをご覧ください。
仕様
反応槽容量 | 10 L、20 L、30 L |
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反応容器種類 | 二重管式、三重管式 ※三重管式は媒体バッフル付のみとなります |
反応槽内許容運転圧力 | Full Vacuum ~ 常圧 |
媒体槽内許容運転圧力 | Full Vacuum ~ +0.05 MPa G (+0.5 bar G) |
許容温度 | -90°C ~ +230°C |
ΔT | 110°C (二重管式)、 60°C (三重管式) |
・こちらの製品に撹拌機、恒温槽、熱媒ホースは含みません。
・微加圧などでのご使用希望の際はご相談下さい。
動画紹介
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AGIの反応装置
特注製品(Gold Label)
ご希望の仕様に合わせてカスタマイズ可能です。
※反応槽内許容運転圧力 : 最大0.05 MPa G まで対応可能です。
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超低温反応装置
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ハイブリッド反応装置
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ユニバーサルリアクター