超低温反応装置
最高 -90℃の低温領域を極める反応装置
反応・合成・バイオリアクターとして汎用性の高い、反応装置ユニットです。
AGI独自の反応容器により熱効率を向上させ、恒温槽の能力を最大限に引き出します。急速に温度変化をさせたい場合や低温での反応、広い温度制御範囲が要求される状況に最適な装置です。
特に医薬品中間体やファインケミカル分野で、副反応生成を抑えるのに有効です。
特徴
省エネ・効率化対策
熱冷媒循環層(二層目)内に媒体バッフルを設けることで、 伝熱係数が大幅に向上します(当社実験比約3倍アップ)。
伝熱ロスを最小限に
高真空(5 × 10-7 mmHg)にした真空ジャケット層(三層目)により、 熱ロスを最小限度に抑えることが可能に。
また、内部に銀メッキを施し光を遮断することで、熱効率が大幅に向上され、さらなる熱ロス対策が可能です。
※内部観察用に幅10 mm ~ 50 mmのスリットを設けることができます。
運転試験結果
超低温反応装置(30 L)
- 冷却(-70℃)運転試験
- 試験装置構成:超低温反応装置(30 L)、Huber社製恒温槽(Unistat tango 390w[現モデル名:Unistat tango nuevo910w])
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※記載の数値は測定値であり、保証値ではありません。
※室温、配管長、ジャケットサイズなどの条件で結果は異なります。 -
超低温反応装置(20 L)
- 冷却(-90℃)・加熱(20℃)運転試験
- 試験装置構成:超低温反応装置(20 L)、Huber社製恒温槽(unistat tango 290w[現モデル名:unistat tango nuevo925w])
超低温反応装置(5 L)
- 冷却(-50℃)運転試験
- 試験装置構成:超低温反応装置(5 L)、Julabo社製恒温槽(FP50-HE)
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※今回のテストは恒温槽をフルパワーで作動させて行っています。通常は破損防止のため、プロセス温度とジャケット温度の温度差を制御して使用するため、この結果よりも到達時間がかかる場合があります。
※記載の数値は測定値であり、保証値ではありません。
※室温、配管長、ジャケットサイズなどの条件で結果は異なります。 -
三重管式反応容器(1 L)
- 冷却(-40℃)運転試験
- 試験装置構成:三重管式反応容器(LVT-1000RA)、LAUDA社製恒温槽(RP845C)
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※記載の数値は測定値であり、保証値ではありません。
※室温、配管長、ジャケットサイズなどの条件で結果は異なります。 -
選ばれる理由
- 使用温度範囲が向上
- 熱交換率が大幅に向上
- グリースレスで使用可能
- 構造設計(媒体供給の接続部)は安全を重視
製品納入業界
化学、バイオ、医薬品、食品、化粧品
ご希望の仕様に合わせてカスタマイズ可能です。
お客様のイメージを形にするため、お客様と一緒に考え、最適なご提案をします。
動画紹介
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超低温反応装置